8.02.2022

ソーラー導入した話


内陸ってこともあって、真夏はとにかく暑いわけですが、エアコンを全開にすると光熱費が半端ないわけでして。 ソーラーパネル入れたいなーって思っていましたが、ようやくリサーチとか終えて、重い腰を上げて、契約してから4ヶ月。 ようやくソーラーが稼働し始めた我が家です。
どれだけ参考になるかは分からないんですけど、これからソーラーの導入を検討していらっしゃる方とかのある程度の参考になればと思い、経験談を下記の通り記しておきます。

業者(メーカー)選びは慎重に。

ソーラーを入れたからと言って、どれだけ電気を作れるのかとかはメーカーによって違うみたいです。 今回頼んだSunluxという業者はLGかPanasonicという選択肢でした。 ただLGはソーラー事業から徹底したって噂もあって、今Sunluxがどのメーカーのものを担いでいるかは分かりません。

ソーラー導入に向けてリサーチして、最終的にCostco経由のSunrunと、Teslaから直接導入の2択で悩んでいるときにこのSunluxという会社の存在を知りました。

Costcoが提携しているSunrunは見積もり前段階で自宅に来てくれて、色々と話をしてくれて、営業マンは知識があってとっても良い印象でした。 もうかなり前のことなのでうろ覚えですが、メーカー10年保証、10年ファイナンス(リースも化)、値段は結構リーズナブルだったと記憶しています。 で、何でこのSunrunを選ばなかったのかというと、屋根の保証は付いていなかったことが理由の1つ。 ソーラー設置ってことは屋根に穴を開けるわけで、それが原因で水漏れとかするケースも考えられるし、適当に作業済ませられちゃって、後々雨漏りしましたーじゃ困るなと思ったこと。 そして見積もりの有効期限が確か2週間とかだったんですけど、それ以降にもう1回再検討したいので・・・と営業マンに直接連絡を入れたら全く連絡がつかなくなってしまったこと。 Costcoのソーラーブースで再度アポを取ればよかったのかもしれませんが、何となく連絡がつかなくなることに不安を覚え、それで止めたというのが2つ目の理由です。


Teslaからの購入。 電気自動車部門で跳躍を続けるTesla。 ソーラーパネルも相当売れてるみたいですね。 ただ3月ぐらいにTeslaの下請けと仕事をしたときに鬼のような過酷な状況を味わい、ちょっとTesla嫌いになったことが選ばなかった理由かもしれません。 蓄電させるためのバッテリーは持っていた方が良いということで、それも合わせて購入を検討していましたが、こちらも10年払いとかのオプションで、そうすると毎月の支払いが結構な金額になっちゃったこともあって、色々と考えた結果止めることにしました。 ワンストップで全てやってくれるみたいなので、案外Teslaだったら後述するSunluxみたいな問題も起きなかったのかもしれないけれど、そのあたりは使ってみないと分かりませんね。


そして今回3社競合に打ち勝ったSunlux。 営業マンとは1回も会ってません。 音声だけのオンラインミーティングで1時間ぐらい話しただけでしょうかね。 まぁでもその後も細かく質問しても返答してくれる優秀な営業マンだなと感じました。 蓄電バッテリーは買った方が良いですか?っていう質問に、「あなたはその家に過去2年間住んでいると聞いたけど、停電は何回あった?」と逆に質問されました。 記憶しているだけではなし。 インターネットが落ちることはあるけれど、電気が使えなくなったのは多分ないって答えたところ、「それが答えだよ。」という回答。 停電した時の予備電源を持つ必要なんて全くないんだよっていう言葉に、この営業マンなら任せられるかなと思ったのでした。 フォローもマメにしてくれて、安心感を買ったようなもんです。 それとSunluxは20年ローンがあった。 それと屋根の保証が10年。 ソーラー自体の保証も20年、だったかな。 

契約書とか色々と細かいところを見ていたところ、Inverter(ソーラーを100V電圧に変換する装置)はガレージ外じゃなくて中に入れた方が良いとか、そういうことも書いてあって、追加でお金払って中に入れたのに、案外周りの人たちはガレージ外につけている人が多かったりとかね。 中につけている人なんて見たことないみたいなね。 そんなこともありました。

Sunluxは営業マンは優秀でしたが、私たちに付いてくれたプロマネ(プロジェクトを円滑に進めるためのコーディネーター的役割の人)はどうしようもなかった。 

一番最初に起きた問題が契約書が届かない事件。 届いたと思ったら開かない。 PINコードを入れるようになってて、なくても開けられるはずとか色々と言われ、最終的にはSSNの下4桁が必要ってことが分かり、ないと開けられないじゃないか問題に遭遇。 

そしてCityに提出するソーラーの計画書。 前述のInverterがガレージの外に取り付けるという状態で出てきました。 これって、ガレージ内に付けるんじゃなかったっけ?と質問すると、設置の時は中に付けるから大丈夫だよ!って返答でしたが、後々問題になるのも面倒だし、先に変えておいて欲しいとリクエストを出してようやく対応してくれる始末(おそらくこうなっていなかったらCityからの認可も下りず、やり直しだった)。

更には一応HOAが発生している我がコミュニティでは、ソーラーを取り付けるには周りの人からの承諾書(署名)が必要なんですね。 この作業をすっ飛ばして取り付けの日にちは○○になりましたーって連絡が来たときは驚きました。 わざわざ我が家の近くまで来て、すみませーん、署名くださーい!なんてことをやってくれるわけはないでしょうし(本社はテキサス)、どうなりましたか?って聞いたところ、今直ぐ隣の人たちから署名もらってください!ってこっちが急かされる状況に。

その後も問題は続きます。 設置が終わり、Cityからインスペクターが派遣された日。 なんと不合格の通知が。 理由は計画書に書かれている型番のソーラーパネルが導入されていないとのこと。 品薄になったこともあって、パネルをラストミニッツでワンランクアップグレードしたらしく。 当然書かれた通りのものを納品してなかったらパスするわけはないですよねぇ・・・。 Cityから再度許可を得るのは2週間後とかで、その日になっても連絡が来ないのでこちらからどうなったの?と聞くと許可下りたみたいと後手後手に回るプロマネ。 許可が下りた後の最終チェックが通るまで、全てこっちでスケジュールを把握して、こっちからフォローを入れないといけない始末。 もはや私がプロマネじゃないかっ!って思う程。 まぁ私が見えていない部分で他のフォローアップをしていたのかもしれないけれど、もうちょっとどうにかなんかなーっていう思いはありました。


と、色々な経験を味わいましたが、無事ソーラーの導入は終わり、インスペクションも無事通り、エジソン(SCE)からのPTO(Permit To Operate)も取得し、快適に過ごせる環境になったわけであります。


我が家で導入したソーラーパネルは10枚。 年間5,500kwhぐらい電気を生み出すらしいです。 20年ローンで、金利が3.99%で毎月の支払いが90ドル程度。 今年中の導入は州からの補助金が確か26%とか出たと思います(来年だと22%とか?)。 今現在の電気代の支払いから考えると、未来への投資として非常に有用だったと思っています。



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