8.07.2021

これが私のロードオブザリングス


【悲報】突然ですが指輪をなくしました。

この物語は指輪をなくしてから発見するまでをまとめた私のロードオブザリングスです。

7月17日(土)、この日は美容院に行ってビール仲間とビールを楽しむ日でした。 ビールを飲むと浮腫んで指輪が外れなくなることが多くなることから、この日は指輪をしていかないと心に誓った日でもあります。 ただし、朝の段階で普段財布の上に置いてある指輪がないことに違和感を覚えたものの、まぁどこかにあるだろうと楽観視していました。

3日後の7月20日(火)、もちろんこの日まで指輪は見つかっていませんが、そこまで深くは考えていませんでした。 この日からラスベガスで展示会があったので強行ベガス。 朝から真剣に指輪を探したのに見つからず、あれ? ひょっとしてなくしたのか?と真剣に考えだした日でした。

それから机の上、ごみ箱の中、ありそうな場所を全て探しました。 掃除機で間違って吸っちゃったのかも?そう思って掃除機の中も確認しました。 机の中も探したし、普段こんなとこに置くわけないにも関わらず、脱いだ靴の中まで調べたり。 いよいよなくした感が強まってきたら、出来ることは過去を振り返り、その日に起きた行動をたどっていくしかありませんよね。


時を戻そう。



7月11日(日)。 この日はフリーマーケットに行って、蕎麦を食べに行ったのにも関わらず、うどんしかなくて残念な思いをした日。 写真も多く撮っていて、私の左手薬指にはキラリと光る指輪がありました。 つまり、この日までは普通にあったということ。

7月12日(月)。 知人とのランチミーティングがあり、着替えて出発するときに妻からの冷たい視線を感じた記憶がありました。 黒いTシャツにジーンズ姿。 またいつもと同じ格好で出かけるの? そんな声が聞こえてきそうな瞬間です。 実は新型コロナの影響もあり恰幅が良くなってきた昨今、エアリズム1枚だと2つのB地区によりセクハラ疑惑も出てきそうで、しかもそれだけならまだ良いけれど(良くない)、白のエアリズムなら更にそこからスケリズムまでプラスアルファされてしまう状況。 そういう状況を回避するために黒のTシャツを着る機会が増え、今ではストックに溢れかえっています。 そう、黒Tにジーンズで出かけたと思い込んでいた。 ここが全ての元凶の始まりでした。

7月13日(火)。 この日はレーシックのコンサルを受けに行ったのと、翌日からの出張に伴いガソリンを入れに行っただけ。 しかもこの日は指輪をしていないのは明白。

7月14日(水)。 この日からメキシコ出張。 メキシコは指輪をしていれば指を切り落として指輪を盗むって言われるほど危ないところは危ないって聞いていたこともあり、指輪は絶対にしていかないと心に決めていました。 つまり今回の出張でなくしたとは考えにくいです。

その状況を考えると、なくなったのは7月11日の家に帰ってきてからなのか、或いは12日中になくなったという絞り込みに成功しました。 1つ1つの行動を思い返してみるも、これがなかなか難しい。 例えば日曜日にご飯食べて、そのあとに何をした?って思い返してみても、スーパーに行って買い物して、帰ってきて・・・先に手を洗って指輪を外したのか、指輪を外してから手を洗ったのか、それすら思い出すのは難しいですよね。 無意識のうちにやっている行動。 ここを思い返すのはなかなか難しく、指輪を見つけるのは熾烈を極めました。

11日、もし家に帰ってきてなくしたのであれば、家の中にあることは間違いないでしょう。 思い当たるところは全部探してみたものの、それでも見つけることは出来ず。 ってことは、11日は普通にあって、12日になくしたと考えるのが現実的。 12日の1日の行動を振り返るのが見つけるための近道だと思いました。

12日に着ていった洋服は黒のTシャツにジーンズ(と思い込んでいる)。 ジーンズのポケットの中も見つからない。 一緒に食べに行った人に、私はその日は指輪をしていましたか?と問いかけ、そんなことイチイチ覚えてねーよ!って言われることも覚悟しましたが、ゴッツイ指輪をしていた記憶がありますよって返事が。 ってことは、ランチまではあって、それ以降になくしたってこと。 普段外出中に指輪を外すなんてことは絶対にないけれど、指が痛かった、お手洗いに行ったときにたまたま何かトラブルがあって、指輪を外して手を洗わなきゃいけない状況に陥った、そんなことも考えて、英語が通じないレストランに再訪して身振り手振りで説明、それでも伝わらないのでGoogle Translateの力を借りて中国語に変換して確認、などなど。 歩いているときに落としたのかも?と思って道路を探し回ったり、途中で立ち寄ったお手洗いに行ってみたり。 でも見つからないんです。

指輪をなくすということ。 これは悪い気を指輪が持っていってくれ、自分の身を守ってくれたという解釈の仕方があるそうです。 なくした時の口実として誰かが考えたのでしょう。 3割から4割近い人が結婚指輪をなくすようですから💦 探してはいけない、そのうち見つかるなんて言われていますが、気が気でない私はそれから毎日のように探し回り、結局見つけることは出来ませんでした。

時は流れて8月1日。

翌日から出張に行くために荷物をまとめていました。 出張に行くのにジーンズはないだろうってことで、ちょっとしたスラックス的なパンツをキャリーケースに詰めようとしたところ・・・右ポケットに何か違和感が・・・


キラン☆


そう、出てきたのです! 結婚指輪が。 てっきり12日の月曜日に着ていった服は黒Tシャツにジーンズと勝手に思い込んでいましたが、実際問題穿いていたのはスラックスのパンツ。 実はこの日、他にも大事なミーティングが1件あり、ジーンズじゃ流石にまずいだろうってことでパンツを穿いていたんですね。

そして自宅に帰ってきた日はゴミ出しの日。 あの巨大なガラガラのゴミ箱を道路に出す日。 遅い時間だったので、そのままゴミ出しの必要があり、指輪が汚れるのを嫌ってそのままポケットにしまっていたのです。 さらにさらに、そのタイミングで電話がかかってきたこともあって、指輪がそのまま置いてけぼりになっちゃったんですね。


約3週間に渡る結婚指輪紛失騒動、なんとか無事見つけることが出来ました。

めでたし、めでたし。

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