4.14.2017

昭和漂う喫茶店、田町のペナントでニンピラを食べてきた!!


日本に到着した翌日の3月23日の出来事。

この日は朝からミーティングのオンパレード、更にはディナーの予定が2件。 時差ボケになる暇もなく活動開始です。

日本に帰ると必ず訪れるのが田町という駅。 品川駅から一駅なのにもかかわらず、あまり存在の理由が分からない場所(といったらお客さんにも失礼か・・・)で各種ミーティング実施。 9時と11時のミーティングが無事に終わり、午後の六本木でのミーティング前にランチを済ませようと思って田町周辺をブラブラ。

田町は慶應大学のキャンパスがあることでも知られてますが、圧倒的に有名なのがラーメン二郎・三田本店でしょう。 まだ試したことがありません。 長蛇の列に並ぶ勇気もなければ、暗号のように飛び交う、「マシ」とか、「マシマシ」とかの言葉をいつ使えば良いのか、間違ったら怒られるんじゃないかという不安から足が遠のいています。 

今回事前リサーチで3軒ほどをピックアップ。 でも12時近くになるとサラリーマンやOLでごった返す田町・三田エリア。 これは早くに店に入らないと大変なことになりそうです・・・

そう思って歩いていたところ、事前リサーチでピックアップしていたペナントという喫茶店を発見。


むむぅ、昭和にタイムスリップしたかのような佇まいの喫茶店。 

ここではニンピラというにんにくピラフがとにかく絶品で、それ以外にはドライカレーやナポリタンなどもオススメとのこと。

意を決して店内へ。


これまた非常にレトロな雰囲気。 

30席はあるだろうかというテーブル数、調理場にいるのはご年配のおじいさんが1人。 先客は6人程でやってきている学生風の若者、そしてサラリーマンが1人、OLが1人といった感じ。 

全ての席で喫煙が可能なようで、私のような禁煙者には気になる充満するタバコの煙。

ちょっと待っててくださいねー。

厨房からおじいさんの声が響きます。

どうやらナポリタンを作っている様子。 

5分程待っても一行に変化がない。 大丈夫だろうか・・・ メニューでも見て待っているかと思ってもメニューすらない。 そしておじいさんが動き出す。 どうやら学生風6人のナポリタンを作っていたようだ。 お皿に移し替えて運ぼうとしている。 どうやら足が悪いようで運ぶのも一苦労。 手伝ってあげたいが、客が他の人の接客をするのもおかしい。 これに気づいた学生たちは進んで手伝っている。 微笑ましい状況だと思ったが、もっと早くに気づくべきことがあった。 私の前に座っているサラリーマン風のお兄さんも、その奥に座っているOL風のお姉さんもまだ料理が運ばれていないことを。 てっきり食後の一服を楽しんでいるのだと勘違いしていたのが間違いだった。 

この後、私の席に来てメニューでも出してくれるのかと思ったけど、おじいさんはまた厨房に戻り、また鍋を振っている。

ここでもまた、ちょっと待っててくださいねーと言われ一体どれだけ待つのだろうと思いつつも、頑張っているおじいさんの姿を見ると席を立つのも悪いと感じてしまう。 

ここで新たにOL風の女性3人が来店。 同じ言葉をかけ、待ち続けている様子。

奥に座っていたお姉さんの料理が運ばれ、ようやく私の番に。 と思ったら、私の前のサラリーマンもまだ注文していなかったという事実

さて、なんにしましょう?

メニューももらってないんですが・・・ と、ツッコミたいのを抑え、ニンピラを注文することに。

注文するまでに30分近くは待ったでしょう。 

その間に新しいお客さんが入ってきては、

あ、今日はもうご飯ないです。

というおじいさん。

稼ぎ時とも思われるランチ時間、まだ時計は12時半を指しているのにこの時点で食料がないとは恐ろしいまでの限定メニュー。

そして私の注文した品はいつ出てくるのかなーと厨房を覗くと、何やらお皿に盛っておじいさんが鼻を近づけているではないですか。

くんくん・・・

くんくん・・・

何してるんだろうと思いながらも運ばれてくるのを待ちます。 

これ、多分にんにくピラフだと思うんですけど・・・


何を入れたのかも忘れてしまうんかーーい!!

鼻を近づけてにんにくを入れたのかを確認していたみたいです。

すげー、こんな店が存在するとは・・・ 

食べてみた感想は間違いなくニンピラでした。 でもピラフって言うよりもチャーハンと言ったほうが正しいかも。 ベチョッとしているのは大量に投下されたおろしニンニクによるものでしょうか。

分量はおじいさんのさじ加減で決まりそうなので、行く度に違う味が楽しめそうですが、次回冒険する勇気はちょっとないかも・・・

足が悪いようなのでお皿も自分で片付けて、支払いもその場で済ませます。

600円になります。 今日はすみませんでした。

待たせたことを悪いと思っての言葉でしょうか。 おじいさんが1人で頑張っている姿を見て、誰が責めることができますか。 これからも身体に気をつけて頑張ってくださいね。 そうお声がけ出来なかったのが残念でしたが、いえいえ、全然大丈夫ですよ。 ご馳走様でした。 と挨拶し、ニンニク臭(+加齢臭)を身体全体からオーラのように発して次のミーティングに向かうのでした。

良い体験が出来ました。 ご馳走様でした m(_ _)m



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