8.18.2017
【ボクシング】 日本タイ防衛記録並べず・・・ 山中慎介が無念のTKO負け
具志堅用高氏が持つ日本防衛記録13にあと1つと迫った山中慎介。
無敗の一回り年下の挑戦者、ルイス・ネリと対戦し、王座陥落となった。 セコンドがタオル投入によってTKO負けとなり、タオル投入のタイミングが早すぎるとか、色々と話題を呼んだ。 私もこの試合は何度か見直してみたけど、ボクシング経験者からするとあのタイミングはアリだったと思う。
ボクシングは格闘技ではあるけど、スポーツでもある。 根性論ももちろん大事だけど取り返しのつかないことになることだってある。 あの場面でタオルが投入されていなかったとしても、レフェリーが試合を止めていた可能性だってある。 山中は効いていなかったと言っていたけれど、良いパンチを何度かもらっていたのは事実だし、ガードを上げないで打ち合うあの姿は、どうみても劣勢という印象しか与えない。
仮にあの場面でダウンして一旦冷静になって次のラウンドに繋がっていれば・・・
そう期待してしまうのは逆転KOシーンを過去に何度も繰り返していたからという印象も少なからずあるのだと思う。
ここ最近の試合ではダウンすることも多かった。 ディフェンスがやっぱり甘くなっていた。 それでも神の左が炸裂して逆転KOなんてシーンもあった。
ディフェンスをその時から意識していれば・・・ 結果は違っていたかもしれない。
残念の一言に尽きる。
長谷川穂積、内山高志、そして山中慎介。 具志堅用高の持つ13という防衛記録にあと一歩と迫りながらも敗戦していく。
1つの時代が終わりを告げた。
新しい世代では防衛記録よりも複数階級による王座獲得が目立つ。 ボクシングも近代化が進んでいるし、無理な減量を繰り返すよりも自然の摂理に則って体重を上げていくのが当たり前なのかもしれない。
具志堅用高の持つ記録を塗り替えるボクサーは今後出てくるのだろうか。
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