めちゃめちゃ美味しいチャーハンが食べられるという店が博多に存在しているらしく、チャーハンラブの私にとっては諦めがつきません。
ということで、別府から新大阪まで向かう予定だったのをあえて別府から小倉に、そして博多に移動し、1時間強の間にチャーハンを食べるという強硬手段に出ることにしました。
博多到着が12時42分。 博多出発が14時16分。 1時間強で果たして間に合うのか・・・ 新幹線の中で色々と考えます。
大きなキャリーケースを持って歩くと時間がかかる。 博多駅に到着したらコインロッカーに荷物を入れ、そのまま歩いて向かう? 目当てのラーメン屋は歩いて15分ぐらい。 電車を使って中洲川端駅まで向かってそこから歩いた方が早いか・・・ いや、でも電車が直ぐに来なかった場合のことを考えると数駅程度なら歩いた方が良いのか。 はたまたタクシーで時間短縮か・・・
博多駅に到着し、コインロッカーを探すも空きがない!! コインロッカーの金額まで調べ上げ、コインまでポケットに入れておいたのに。
ええぃ、仕方ない。 このまま荷物を持って歩くぞ。
取り敢えず徒歩という選択肢を取った私。 でもこの日はあいにくの雨。
妻がもう使わないのでよかったらどうぞと折りたたみ傘を貸してくれました。
ふっふっふ。
水玉模様フリル付きですぜ。
もしこの日、40間近のおっさんが中型のキャリーケースを持ちながら、もう一方にはフリル付きの折りたたみ傘を、そして時には傘をスマホに持ち替え位置情報を確認し、足早でどこかに向かっている姿を目撃した人がいたならそれは間違いなく私でしょう。
川端商店街にやってきました。
そして目当てのお店は直ぐに見つかります。
川端どさんこ。
博多に来てまで何故にどさんこ?という印象は拭えませんが、豚骨ベースのラーメン店がひしめき合う中、昭和45年に創業された老舗どさんこ店のようです。
店の前に行列が出来ていることも多いようですが、この日はセーフ。 私の前に2人程待っている人がいましたが、そこまでの待ち時間はなくカウンターに通されます。
チャーハン食べに来たんだからチャーハンだろう。 そう心では思っていましたが、でも味噌も絶品なんて話も聞いていて。
味噌らーめんに半チャーハンという王道コースに決定。
時の人、うどんが主食さんも大絶賛していたここのチャーハン。 楽しみで仕方ありません。
味噌ラーメンがやってきました。
見た目こってりに見えますが、鶏ガラベースのあっさり風。
麺ももっちりでツルツル。 あっさり味噌に絡んで美味しく、チャーシューもジューシーで人気の理由が分かります。
そしてやってきました半チャーハン。
黄金に輝くその姿。 期待は高まる一方。
さぁ、その味はっ!!
パクっ
ん?
あれ?
おかしいな。
いや、美味しい。 美味しいんですよ。 でもね、めちゃめちゃ美味しいと聞いていたことで期待度が上がりすぎてしまったのか、その期待値を超えてこないんですよね。 人参と玉葱の歯ごたえは良く、お米もパラパラしていますが、野菜の旨みで若干甘めのチャーハンなんです。
私ね、気付きました。
どうやら私が好きなチャーハンのタイプは塩系の味付けのチャーハンなようです。 例えるならエビチャーハンとか、かにチャーハンとか。 そっち系の味付けでないと満足出来ないタチみたいですね。
ということで、若干甘めの味付けに仕上がっていたチャーハンには若干残念な感じはありましたが、味噌ラーメンは美味しかったですし、大変満足でした。
食べ終わる頃に隣に日本人じゃないアジア系の女の子が1人で座ってきました。 日本語もしゃべれないようで、ラーメンくださいと頼んだところ、味噌か醤油か塩かを店員さんが聞いてきました(英語メニューを差し出して)。 その子は味噌を選んでいたのですが、ひょっとして外国のガイドブックにも載る程の店なのかな?と気になった私はちょっと聞いてみました。
タイから友達に会いにやってきたというその子、歩いている途中にたまたまこのラーメン屋を見つけたということでした。
英語うまいですねなんて言われましたが、まぁ一応アメリカに住んでますからね。 ここの店は味噌ラーメン(と塩ラーメン)が有名みたいなので、味噌を注文していたのはアタリだと思いますよ、と伝えてあげると楽しみと笑顔でニッコリ。
さて、博多駅に戻りますか。
新幹線出発10分前に到着し、新大阪へと向かう途中、車内でチャーハンが主食という名前を襲名しようかと考えていました。
ご馳走様でした m(_ _)m
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