日本人がメキシコに対する思い。
日本人と言っても私は当然メキシコには何度も来ているし、なんとなく勝手も知っている。 でも彼が論文で使うのは、日本在住の日本人がメキシコに対してどう思っているのかということ。
なかなか難しい質問である。
クレイジージャーニーっていう丸山ゴンザレスさんが中南米のヤバいところに潜入するっていう番組が、ちょうど会った前日に放送されていたこともあって、ティファナがちょうど取り上げられていた。 メキシコからアメリカにはいくつものトンネルがあって、そのトンネルで麻薬が運ばれていること、それを見たMCがヤバい、怖いと言っていることから、メディアから入ってくる情報の限りでは、治安に不安があるところではないか?と思っているのではないかと伝えた。
タコスが来て頬張る。
これを食べながら、コークを飲むのがもはやティファナでのお決まり行動パターンだ。
話を戻そう。
正直なところ、日本在住の日本の人はメキシコというのははるか彼方遠くの国であって、そこまで興味があって情報を得ている人は少ないのではないか?と伝える。 カンクンなどのリゾート地は旅行好きなら知っているかもだけど、ティファナやメキシコシティ、グアダラハラの名前を挙げたところで、よく分からないなという回答に行き着きそうだ。
貧富の差が激しい
治安に不安がある
危険もあるのでむやみに出歩かない
では一方で私が日本に帰国して、メキシコのことを聞かれた時にはなんて答えるか? ちょっと考えてみたところ、行き着いたのがこれだった。
決して悪い印象を持っているわけではなくて、でもやっぱりその日を生きるのが精一杯の人たちが多くて、物乞いもいれば、何かしらのサービスを提供して、お金をもらおうとしている人たちも多い。 ティファナは雨が降ると道路に水が溢れ、道路に穴がボカボカと開く。この開いた穴に砂を撒き、運転手からお金をもらおうとする人たちまでいる。 100ドルのために人を簡単に殺せるという話も聞いた。
アメリカは夢と希望に溢れた自由な国という印象を多く持っているだろうが、メキシコは残念ながらアメリカに行くついでに・・・とか、メキシコに行きたくて海外旅行に行くという人は少ないのが現状ではないだろうか。
彼はティファナに数多くの観光者が来て欲しいと思っているようだ。
なかなか難しいだろうな。
タコスを食べながらすっかり話し込んでしまった。
あまりにも喋りすぎて、タコスをもう1個追加注文しようかと思ったところだった。
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