2.20.2017

アメリカのゴミ出し事情と異臭事件


先日日本からお客さんがやって来て、普段は絶対に通らないであろう住宅街の近くを通った時のこと。 遠くから

ガガガガガガガガッ

という大きな音が聞こえてきました。

見慣れた私にとっては何も驚くことではないのですが、その方が気になったのがこういった光景。


ちょうどゴミの収集日に出くわしたんです。 

長く日本のゴミ出しに関わっていないのであまり覚えていないのですが、アメリカでは↑のような大型トラックがやってきて、トランスフォーマーばりのアームが横から出てきて、そのまま回収します。 こんな大きなトラッシュビンを機械で動かして上まで持ち上げて、ゴミをそのまま捨てるわけですから、そりゃものすごい音がするわけです。 

アメリカにいる人ならば見慣れた光景であることは間違いないでしょう。 でも日本から来た人にとっては、さすがアメリカと言いたくなるような回収方法みたいです。

週に1回、アメリカではこんなトラッシュビンを外に出して、回収業者が来てくれるのを待ちます。 あ、アメリカではと言っていますが、アメリカ全体でこのような方法を取っているかは不明なわけで、大都会のニューヨークなんかはきっとまた別の形になっているでしょう。 私のいるロサンゼルス近郊の住宅街の一部では、と訂正させていただきます。


トラッシュビンは色分けされていて、その色によって用途が違います。 青はリサイクル専用、みたいな感じですね。

カリフォルニアではもう5年以上前からCRVというリサイクルに関する法律が出来ています。 決してホンダの車ではありません。 カンやビン、ペットボトルなどで飲み物を買うとき、購入時にCRVという金額が一緒に徴収され、これをリサイクルセンターに持っていくとその金額が返ってくるという仕組みなんです。

CRVとはCalifornia Redemption Valueの略、大きさにもよりますけど、数セント程度毎回毎回余計に払っていることになるので、うちの家庭ではある程度まとめて、あとでリサイクルセンターに持っていくようにしています。 なので↑のような青色のリサイクルビンなどは利用したことはありません。

面倒くさがりが多いアメリカ人はそんなことはお構いなしに、なんでもかんでもボコボコと入れてる人が多い印象もありますね。

一方そんなトラッシュビンとは別に、↓のようなタイプのものもあります。


キャスターが付いている近くに2つの穴があることがお分かりいただけると思います。 先ほどのトラックのような回収業者がやってきては、この穴にフォークリフトのようなアームを挿入、そしてそのまま持ち上げて、裏っ返してゴミを回収するんです。

こっちの方が大型な上に、とにかく色々なゴミがこの中には入っているので大きな音がすることもしょっちゅうあります。

そんなゴミを集めてくれる↑の容器たちですが、普段は家の裏側とかに置かれていて、週に1度道路に出して業者さんに収集してもらうようになっています。 

そんなときに事件が起きました。

回収にやって来る日は基本的に決まりがあり、極力生ゴミなどは臭いのもとになるため、回収ギリギリのタイミングで捨てるように心がけています。 ところが・・・ ちょうど翌日から旅行に入っていた私たち、そして釣ってきた魚たちを捌いたあとのゴミを捨ててしまったがために大変な事件になったようです。

おそらくしっかりと口の部分が縛られていなかったのでしょう。 ロサンゼルスは冬でも気温が大分上がることもあり、ちょうどそのときに当たってしまったのかもしれません。 

ひょっとしたら人が死んでるんじゃないか?

ましてや数日前から住んでいるはずの東洋人の姿を見かけてないし・・・

そんな噂も流れたようで、何やらゴミをきちんと調べたとか・・・

いや、本当にご近所さんに迷惑をかけて申し訳なかったなと反省しております。 そんなことはつゆ知らず、旅行から帰ってきたらマネージメント会社から手紙が届いており、生ゴミはなるべく回収ギリギリのタイミングで捨てるようにしましょうと注意書きをしっかりともらいました。

これが去年私の住宅街を襲ったカツオ異臭事件の全貌で、ちょうど日本から来た出張者からゴミ回収の話で思い出したので、ちょっとネタにしてみました。



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