5.01.2015

【ボクシング】 メイウェザー対パッキャオ世紀の一戦が迫る!! 


久しぶりにボクシングネタを投入!! 

明日いよいよ世紀の一戦と言われる無敗の5階級制覇フロイド・メイウェザー対6階級制覇フィリピンの英雄マニー・パッキャオの試合が幕を上げる。

世紀の一戦と言われるだけあって、ファイトマネーもハンパない。 2人合わせて300億円近く(あるいはそれ以上?)とも言われ、現地ラスベガスでの生観戦ではリングサイドは正規の値段で100万円近く(オークションでは1,000万とか)するらしい。 

スポーツ大国と言われるアメリカではあるものの、果たしてどこからそんな金額が捻出されているのだろうか? スポンサーだけではないだろう。

そこにはあまり知られていない(実際私も知らなかった)理由があった。

先ずこれはほとんどの人が知っていると思うが、アメリカでは一般的にこのような試合はテレビ放送は行われない。 観たい人はPPV(Pay Per View)という専用の番組を買い、初めて観れるようになる。 今回の試合においてはそのPPVの金額も高額で、なんと99.95ドルというのだから驚きである。 一体どれほどの人がこのPPVを買うのかは分かりかねるが、仮に100万人が視聴するとすると、それだけでも1億ドル(計算あってるかな。。。?)となる。

99.95ドルも払いたくないけれど観たいという私のような一般の人はどうするのか。 それはスポーツバーで観戦するという選択肢が出てくる。 これならきっと安くなるはず。 そう思ってスポーツバーに向かう人もいるが、ここにもカラクリがある。

スポーツバーでは大概カバーチャージが取られる。 バーによってマチマチだが、今回の試合においては大概20~30ドル程度が相場となっている。 たった100ドルの放映権をバーが買い、お客さんに提供するだけでなんで20~30ドルも取るの?と疑問に思うが、実はここに落とし穴があるのだ。

バーの規模によって料金が変わるのだ。

例えば今回のメイウェザー対パッキャオの試合をバーがコマーシャルアカウント(商用)で買うとしよう。

200人規模が入れるバーであれば6,500ドル、500人程度が入れる規模であればなんと15,500ドルという金額になる。 同じ放送であるにも関わらず、自宅で観れば100ドル、200人規模のバーが買えば6,500ドル、500人だと15,500ドル。。。 それ以上はどうなるのかは不明だが、バーにしてもカバーチャージを取らないと採算が合わなくなるための苦肉の策と言えるだろう。 バレないんじゃない?って意見もありそうだが、実はここにも落とし穴が。 PPV Copsという人たちが徘徊するらしく、違反したら違反金、見つけたCopsは1件につき250ドルの報酬がもらえるらしい。

これはボクシングの試合だけでなく、アメリカ4大スポーツと言われるアメフトや野球、バスケ、ホッケー、どれを取ってもこの商用システムを採用しているため、キャパの大きなスポーツバーは運営するだけでも大変なのだ。

この金額のうちどれだけが吸い上げられているのかは分かりかねるが、アメリカ国内に点在するバーの数々とそのキャパシティ、家庭で視聴する人たちを考えれば恐ろしいほどの大金が動いていることはご理解いただけるであろう。

日本では今回WOWOWが放映権を買ったとのことだが、毎月3,000円近くの金額でこの世紀の一戦が観れるというのはアメリカに住んでいる私にとっては破格の金額であると言える。 果たしてWOWOWはどれだけの金額を払っているのだろうか。 興味は尽きない。

と、お金の話ばかりとなったが、肝心の明日の試合はどんな結末を迎えるのか?

メイウェザーはディフェンスに定評のある選手であり、スーパーフェザー級にいた当初は好きな選手でもあった。 ボクシングマガジンを買ってはものすごいボクサーが世界にはいるもんだなと驚いたのはもう20年近く前の話だ。 5階級を制覇し、40戦以上の試合をし、未だ無敗というのも恐ろしいほどのレコードである。 が、個人的に勝って欲しいのはパッキャオだ。 

今か今かと待ちわびた世紀の一戦、メイウェザー対パッキャオ。 出来れば3~5年前に組まれて欲しかったと思っているファンも多いだろう。 

総評するとメイウェザーの判定勝ちと見てしまうが、パッキャオがインファイトでメイウェザーのリズムを崩すことが出来ればそこに勝機が生まれると見ている。 どちらにしても楽しみな一戦である。


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